デルタ航空の機内Wi-Fiを狙った「Evil Twin」攻撃 DEF CON直後に確認
機内に「Delta WiFi Fast」を名乗る偽ネットワーク
デルタ航空は、ラスベガス発アトランタ行きの航空機内で、「Delta WiFi Fast」を名乗る不審なWi-Fiネットワークが確認された事案について調査を進めている。この影響で機内Wi-Fiサービスは約30分間停止したものの、航空機の安全性や運航システムへの直接的な影響は確認されていない。航空機の到着後、関係当局が調査に着手した。
今回確認された手口は、正規のWi-Fiネットワークと同一または類似したSSIDを設定し、利用者を偽のアクセスポイントへ接続させる「Evil Twin」攻撃に類似している。利用者が偽のネットワークへ接続した場合、通信の傍受や認証情報の窃取などの中間者(MitM)攻撃につながる可能性がある。ただし、今回の事案で実際に乗客の情報が窃取されたかどうかについては明らかになっていない。
このWi-Fiスプーフィング事案は、ラスベガスで開催されたセキュリティカンファレンス「DEF CON」の終了直後に確認された。デルタ航空は不審なネットワークの発信元について調査を進めており、法執行機関や航空当局とも連携して対応している。今回の事案は、機内Wi-Fiのような公共性の高い無線ネットワークでも偽アクセスポイントが設置される可能性を示しており、利用者側でも接続先のSSIDや認証画面を確認するなどの注意が求められる。

